ふむふむ

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「バカ」だと思うだけでもアウト

教育(マネジメント)に関わる人にとって、生徒(部下)のモチベーションの維持は死活問題だ。怒ったり、貶したりばかりしていれば、生徒のモチベーションは下がり、能力は伸び悩んでしまう。

 

生徒をバカにすることは絶対にしてはいけないし、なんなら内心そう思っているだけでもアウトだ。その思いは言葉となって表れてくることもあれば、姿勢となって伝わってしまうこともある。

 

もちろん、バカな人をバカと思わないようにすることそう簡単なことではない。世の中には、どうしようもないバカは少なからず存在する。しかし、他人をバカにする頻度は確実に減らすことはできる。

 

例えば、「バカ」と「無知」を分けて考えるクセをつけること。眼の前のバカな行為の原因が、バカ(意地の悪さ)から来るのか、無知(単に知らないこと)から来るのかを考えることだ。

 

また、生徒を比べないようにすること。「しっかり人の話を聞いて、成績も優秀で素直な『あの子』」を基準に、他の生徒を比べてしまうと、どうしてもバカが生まれてしまう。みんな「あの子」とは違うのだから、それぞれの人の特性をちゃんと視ていかないといけない。

 

あとは一部のバカを、全体化しないようにすること。「数学ができない」=「バカ」という風に決めつけてしまうと、国語や英語といった他の科目だけでなく、スポーツや優しさ、発想力の高さなどの側面が見えなくなってしまう可能性がある。1人のバカを見て、その1人が属している集団そのものをバカにするというのも同様に良くない。

 

このように「バカ」は意識次第で、確実に減らせるものだ。生徒を簡単に見下すような人は生徒からも「バカ」と思われてしまいがちだ。生徒の姿勢も見てみると、自分がどのくらいの教育・マネジメント能力を持っているかを知ることができるはずだ。